始まり編「入学式」

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《翔side》 俺は家に着くと、お父さんたちにバレないようにゆっくりと家の扉を開けた、つもりだった.......。 「翔ちゃ~ん、お帰りィ~」 「た、ただいま。お、お父さん......。」 「ご飯にする?お風呂にする?それとも、俺が翔ちゃんを食べる?」 「イヤイヤ、最後の明らかにおかしいし!!しかも、それドヤ顔でいうことじゃないよ!!」 つか、相変わらずテンション高いな....。引くくらい......。 「え~、そうかなぁ?」 「そうだよ。それに、その言葉って普通奥さんが旦那さんに言う言葉だし。あと、俺さ今日はご飯いらないから」 そういって、自分の部屋に向かうために、お父さんの横を通ろうとしたら、お父さんが俺の肩を掴んできた。力がかなり込められていて、かなり痛い....。 「ねぇ、翔くゥン??」 「なっ、なに!!?」 何、この聞いたことない怖い声は、お父さんじゃないみたい.....。 「翔くゥんさ、なんで今日はそんなに顔が赤いのォォ??まるでキスでもされたみたいに....ねェ?まさか、そんなことあるわけないよね?」 何この人、誰??本当にお父さんなの......? 「い、や、あの.....。じ、実は.......、その.......」 「え......、まさか、本当にされたの....、そんなことさぁ、言わないよねェ......?翔ちゃんは俺のだもんねェ...?翔ちゃん??おい.....、答えろよォ.....」 「ご、ごめん.......、なさい......。許して........」 俺の目からは涙が溢れていた......。 俺がそう言うと、父さんは無言で俺の右腕を引っ張り、なぜか父さんの部屋に連れて行かれた。 部屋に着くと、父さんは俺をベットに投げた。 父さんは俺が倒れこんだ上に乗っかって、自分の右手で俺の両腕を掴んで身動きが取れないようにした。足もしっかり固定されていて全く動くことができない。 「...されたのか?」 「え...?」 声が小さくてよく聞こえなかった....。なんて、行ったんだろう........。 「俺じゃない誰かにキスされたのかって、聞いてんだよ.....!!」 父さんは俺の怒鳴った.....。そして次の瞬間父さんは俺に噛み付くようにキスをした。
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