1100人が本棚に入れています
本棚に追加
《翔side》
俺は家に着くと、お父さんたちにバレないようにゆっくりと家の扉を開けた、つもりだった.......。
「翔ちゃ~ん、お帰りィ~」
「た、ただいま。お、お父さん......。」
「ご飯にする?お風呂にする?それとも、俺が翔ちゃんを食べる?」
「イヤイヤ、最後の明らかにおかしいし!!しかも、それドヤ顔でいうことじゃないよ!!」
つか、相変わらずテンション高いな....。引くくらい......。
「え~、そうかなぁ?」
「そうだよ。それに、その言葉って普通奥さんが旦那さんに言う言葉だし。あと、俺さ今日はご飯いらないから」
そういって、自分の部屋に向かうために、お父さんの横を通ろうとしたら、お父さんが俺の肩を掴んできた。力がかなり込められていて、かなり痛い....。
「ねぇ、翔くゥン??」
「なっ、なに!!?」
何、この聞いたことない怖い声は、お父さんじゃないみたい.....。
「翔くゥんさ、なんで今日はそんなに顔が赤いのォォ??まるでキスでもされたみたいに....ねェ?まさか、そんなことあるわけないよね?」
何この人、誰??本当にお父さんなの......?
「い、や、あの.....。じ、実は.......、その.......」
「え......、まさか、本当にされたの....、そんなことさぁ、言わないよねェ......?翔ちゃんは俺のだもんねェ...?翔ちゃん??おい.....、答えろよォ.....」
「ご、ごめん.......、なさい......。許して........」
俺の目からは涙が溢れていた......。
俺がそう言うと、父さんは無言で俺の右腕を引っ張り、なぜか父さんの部屋に連れて行かれた。
部屋に着くと、父さんは俺をベットに投げた。
父さんは俺が倒れこんだ上に乗っかって、自分の右手で俺の両腕を掴んで身動きが取れないようにした。足もしっかり固定されていて全く動くことができない。
「...されたのか?」
「え...?」
声が小さくてよく聞こえなかった....。なんて、行ったんだろう........。
「俺じゃない誰かにキスされたのかって、聞いてんだよ.....!!」
父さんは俺の怒鳴った.....。そして次の瞬間父さんは俺に噛み付くようにキスをした。
最初のコメントを投稿しよう!