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携帯の目覚まし音が自分の部屋に響く
まだ、置きたくなかった俺は二度寝することに決めた。
「よし、もっかい寝よ....」
「って、納得しないで....!ダメだよ。翔ちゃん二度寝はダメ!!なら、起きないなら.....」
何故か、今、俺の部屋にいて、俺のお尻を触っているのは俺の父親【芹澤海】だ......。
そんな感じに、嫌がらせするなら、俺だって.....。
「なんだよ、おやじぃ....」
「え、翔くん、おやじじゃなくて....。お父さんて呼んでくれよ...」
お父さんが、親父と呼ぶと何故かかなりショックを受けるのを俺は知っている。
内心少し笑いながらも俺は考えていた。
お父さんの顔は30代後半に見えないほどにカッコイイ.......。
だから、平凡に生まれてきた俺にとっては、見るのもイラっとするんだよなぁ...。何度見てもイラつく......。
クソ、なんで、俺はこんなに平凡なのかなぁ......。美形死ね....。
「それはそうと翔くん。今日は高校の入学式だよ....。早く起きないと遅刻するよ...。それとも、このまま、襲われたい??」
「え、今は何時?」
「もう、8時....。よし、お父さんといいことしようか!」
「完璧遅刻じゃん!!なんで起こしてくれねぇんだよ!!!」
「起こしたよ?だだ翔が起きなかっただけだよ。それより、お父さんといいことしようよ.....」
少し笑いながら言って....。その、顔もイケメンなんて、馬鹿にしてやがる....。
俺は素早くお父さんの腕の中から抜け出して、学校の準備をして急いで、玄関に向かった。
そして、家を出る前に玄関で父さんの顔を殴り家を出た。
「どりゃー!!!(っ・д・)三⊃)゚3゚)'∴:. ガッ」
お父さんごめん。完全に八つ当たりだ....。てか、急がないとマジで遅刻だよ!!
俺は学校に向かって走り出した。
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