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《海side》
翔が消えてから5日目。海、彩都、晃、豪は山口によって集められた。
「皆さん!!江美の居場所がわかりました!!」
因みに芹澤豪、翔のおじいちゃん、山口さんは豪の秘書
「「「「.......!!なんだと!?」」」」
「今はマンションに男数人と住んでるみたいです」
あの女....!!翔をどこかに隠しているくせに!??自分は男と遊んでるだと....!!ふざけんじゃねぇよ!!
「山口、そのマンションに俺達を連れていけ。今すぐだ」
豪が立ち上がって言った。.....その目には恐ろしすぎるほどの怒りの感情があった。
そして、数時間後に俺たちは今、江美の部屋の前に来ている。
江美は今いないらしい、山口が調べて同棲している男は今日は運が良くみんないるらしい.....。
「入るぞ......」
豪が鍵を開けて扉を開けた。どうやって鍵を手に入れたかは聞かないでくれ.....。翔のためなら朝飯前だ。リビングに行くと男が5人いた。
「なんだよ!!お前ら!!」
「勝手に入ってくんなよ!!」
「警察呼ぶぞ!!」
部屋にいた男たちが叫ぶ
「うるせんだよ....。少し黙れや....」
豪は小さい声でつぶやいた。俺たちも男たちも一歩も動くことができなかった......。
「......おい、江美はどこだ??」
「.....いつもこの時間に出て行くんです....」
へぇ....。そうなんだ......。
「おい、お前ら今からこの家から出て行け.....」
「「「「「.....は??」」」」」
男たちが間抜けな顔していった。
「なんでですか.....??」
「今から出ていけば、見逃してやる。だが、出て行かない奴は、殺す.....」
豪が言った。
男たちは無言で立ち上がり部屋を出ていこうとするが.....。
「まて.....」
男たちは肩を震わせ、顔を真っ青にして豪の方を向いた。
「.....三時間したら戻ってきていいぞ、俺たちは3時間後にはここにはいねぇから、そして二度とお前たちの前には現れないからな」
「.....本当ですか......」
一人の男が呟いた。
「あぁ、だが、江美に関わったことを後悔するんだな....。江美はもうここには帰らないからな」
「.....どうして??」
男が豪に向かって聞く
「死ぬからだ.....。あいつは俺たちの一番大切なものに手を付け傷つけた.....」
豪たちは感情のないい顔で男たちを睨んだ。5人の男たちは部屋から出ていった。
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