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夜になってお風呂に入ると、一日も終わりだなと感じて気が緩む。
「ふうっ……今日は大変だったな……」
山野さんにバレるとは思ってなかったし、山南さんが説明してくれたけど納得してない様子だった。
これからどうなるのかわからない。
もしかしたら山野さんがみんなに言ってしまって、私が女だということを全員に知られてしまったら。
「もう、ここにはいられなくなっちゃうんだよね……」
いっそのこと島原にずっといるほうが良いのかもしれない、なんて考えも浮かんでくる。
色々考えていたら急に不安になって、無性に総司さんに会いたくなった。
そろそろ上がろう。……総司さんに会いたい。
「やっと風呂入れるな~」
「なっ! 今日はいつもより使用禁止が取れんの早いな!」
えっ……。男の人の声? なんで?
いつもは使用禁止の貼り紙をしてから入っている。
私は自分で剥がしているから、誰かが勝手に剥がすことは今までなかった。
「山野が教えてくれたんだよな。あいつ良い奴!」
山野さんが教えた? ……もしかして私が女ってことをバラすために?
疑いたくないけど昼間の件を思い出すと、やっぱり疑問に思う。
でも今はそれよりこの状況なんとかしないと!!
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