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「な、何で・・・こ、殺されるの・・・」
必死に声を搾り出し、自分の死の意味を質問する
「あ?
んなもんテメエには関係ねえよ。黙って死んでろ」
右手に持った刀を振りかぶる
ザシュッ
バキ・・・ゴキ・・・
「あ・・・が・・・」
袈裟懸けに叩き潰された小さな体は僅かな声を漏らし、息絶えた
「あ・・・うう・・・」
「お前もだよ」
ゴキュッ
もうひとりのワードと呼ばれた者が二人目を殺した
「あ・・・・
あああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
「うるさーい」
バコッ
三人目が死んだ
「なんだ?」
今の悲鳴でやっと異変に気がつく良武
下を覗くと血だまりの中に二人の赤綱と恐怖に駆られる少年
「な!」
その光景を見た瞬間、登りとは比べ物にならない速さで駆け下りた
「最後~」
男は刀を振り上げた
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