はじまり始まり

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「なぜ・・・俺の名を?」 「それも場所を変えてからです」 「・・・待って」 「? どうしました?早くしないと・・・」 「こいつらの墓を作ってやりたいんだ」 良武の眼には先程まで一緒にいた仲間の無残な死体が写っていた 「・・・」 「頼む・・・」 「・・・この木の下に埋葬しましょう」 烏天狗は素早く木の上に登ると手頃な枝を切って降りてきた 「これで掘りましょう」 「・・・ありがとう」 「(・・・辛いはずなのに・・・) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 全員を埋葬し、血もある程度消し終わると烏天狗が口を開いた 「もう、いいですね? では、場所を変えましょう」 「うん・・・・」
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