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「なぁ! 由里香!!
まだ何も話し合っていないじゃないかッ!!」
「もう終わりにしたいのよ・・・」
彼女の目から大粒の涙が零れ始めた。
「もうイヤなの。
待つ女でいるのがイヤなのよッ!!」
「由里香・・・・・」
「彼はいつでも傍にいてくれる。
寂しいと言えば傍にいてくれるの!
拓真が忙しいのは理解していたつもり
でも、いつまで待てばよかったのよ・・・
来年? 再来年?
いつまで待てば、拓真は私の欲しい言葉を言ってくれるの?
もう耐えられないの・・・
耐えられないのよ!!」
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