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将来の夢
雪は三人に行った。
「ごめんなさい、私そろそろお暇します。その、今日会うはずの友達とこれから
会う約束をしてしまって」
ああと、洋介は言った。
「そうだね、ごめん、長く付き合わせてしまって、母さん」
それを聞いた洋介の母は、にこりとしながら言った。
「今日はみんなありがとうね、たのしかったわ、雪さん」
雪は言う。
「はい、私も楽しかったです。あの、また来てもいいですか。」
洋介の母はニコリと笑顔をしながら言った。
「すごくうれしいわ、また、近いうちに来てちょうだいね、雪さん」
「はい」
「ありがとう」
雪は温かい気持ちで胸がいっぱいになった。
「こちらこそ、ありがとうございます。また来ます。」
といって、頭を下下げドアを開けようとすると洋介が言う。
「ちょっとまって、俺たちももう帰るから、送るよ」と言った。
雪は「ありがとう」といって、三人は病院を後にした。
洋介と明久は雪を家まで送り届けると、さよならといい帰っていった。
雪は家のドアを開けると、ククトがすごい勢いで、「ワン、ワン」と言いながら
走ってきた。
雪は温かいククトを抱っこしながら母がいるリビングに行った。
恵は雪に「お帰りなさい」と言うと料理をつくている途中だった。
雪は母に軽く今日一日のことを話した。
恵が言う。
「そう、洋介君のお母さんが病気なの・・・・・・でも、よかったわね、またお
見舞いに行ってらっしゃい」
雪は言う。
「うん、ありがとうおかあさん・・・・・・それからね、今日、真由美がね、ど
うしても話したいことがあるっていうの、今日、真由美をうちに呼んでいい」
恵は温かい笑顔をしながら言った。
「いいわよ、今日はもう遅いから来るのなら泊まってもらいなさい、わかった」
「うん、ありがとう、じゃあ電話してみるね」
といって、雪は二階に上がり、服も着替えないまま、電話した。
「トルルルル・トルルルル・もしもし、雪・・・・・・」
真由美は元気な声で応答した。
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