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「をい! いま鶴撃ち使おうとしたダロ」
「あ」
「バカか、おみゃー。今使ってる魔法
ゼンブ借金だって自覚ねぇのか、ゴルァ!」
「いや、違うって。今のはホラ……クローズアップ現代がそろそろ始まる時間かなあって……」
「ゼッテー見てねぇダロ。あ、さくらたん、このバカにかわって火で援護頼みまつお」
「ユキトくんとウメノちゃん、あのー」
「アヤメたんどーしたおね? セーリが来ないって悩みだたらまた後ほど聴きまつお」
「おい」
「え! アヤメちゃん、生……」
「なにいってんだサクラ。高校生が生ビールなんて飲んだらダメなんだぜ」
「こら、サクラたん! つか、火たのむってばヨ」
「あ、ごめんなさい、さくらったら……。
『緋蜥蜴の熱き吐息よ 我の敵を焼かん
――ホット ブレス』
イッちゃって!!」
「あのね、違うの。今ユキトくんが言ってたのって、孫って人なんじゃないかって」
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