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「では、問題ないでしょう」
「え、良いんですか？」
「えぇ。コアフレンズの改造や不良品チェックは、フィールドに向かう途中の通路でしっかりと行われている筈ですからな。そこを問題なく通過できたと言うなら、それは正規品と認められたという事です」
そういうもんなのか。
ホッとした。
とりあえず一安心だ。
一応念の為、帰ったらなゆたについて姉ちゃんに聞いてみよう。
「あ、次勝美と風見さん戦うみたいですよ」
「それは見ておかなきゃな。肝井さんも行きませんか？」
「……尚太で」
「え？」
「申し訳ない。私、苗字で呼ばれるのをあまり好まぬのです。呼ぶ時は下の名前でお願いしたい」
あぁ……なるほど。
「わかりました。では、尚太さんで」
「感謝します、正一殿」
お互いに笑顔で頷きあうと、風見さんのバトルを見に行った。
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