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バトルが終わったので、風見さんと洋子ちゃんがこちらにやってくる。
「ねぇねぇ」
「え?」
けどその途中、風見さんが常連さん達に呼び止められた。
「次、私の相手もしてくれない?」
「相手? バトルの、ですか?」
「うん、そうそう。駄目?」
「いえ、駄目ではないですけど……」
「あー、はいはーい! それならその次、私もお願ーい」
「えぇ!?」
先程のバトルを見て興味がわいたのか。
皆にバトルをお願いされて、風見さん大人気だ。
何だか大変な事になってきたな。
「……私も行って来る」
「え、勝美ちゃんも行くの?」
「うん。折角だし、一度戦ってみたい」
そう言うと、くまだを取り出し勝美ちゃんまで順番待ちに並ぶ。
その姿を見た風見さんもやっぱり、「え、勝美ちゃんまで?」と驚いていた。
「わー、大人気ですね風見さん」
「洋子ちゃん。お疲れ」
「はい、お疲れ様です。残念ですけど、負けちゃいました」
さほど残念そうには見えない顔で、ペロッと舌を出す。
……あざとい。
可愛いからいいけど。
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