チューイング①

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「こんな夜中に、この量のパスタって罪深くない?」 「いいんだよ。明日もお昼までゆっくりするんだから。さ、食べよ?」 あさりがもりもり入ったボンゴレロッソを私に差し出しながら、安藤さんは微笑む。 「私、安藤さんと付き合うようになってから、2キロも太ったよ?」 「そう? 夏姫ちゃんならあと10キロくらい増えてもヘーキだよ?」 「それは私がイヤ」 私はそれでも明らかに二人前くらいある、パスタを食べきった。 .
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