チューイング①

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美春ちんは少し待っていたけど、安藤さんが作ってくれるスペシャルなケーキの話をし始めた。 「あの、もしかしたらあれは夏姫さんのための特別だから無理かもしれませんけど、私もベアブリック食べてみたいです」 「そ? 頼んでみる。あれ、口に入れると、顔の形変わっちゃうけど」 「あ。確かにほっぺたがすごいことになりそう」 美春ちんのこういうとこ、すごいなって思う。 話さない限り、突っ込んで聞いたりしないとこ。 ケーキの話をしてから、読書の邪魔はこれ以上しちゃだめだと思って、自分の部屋に戻った。 .
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