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「そっか」
「うん。そりゃあね、小さい頃は素敵なパパかもしれないって妄想したけど、今はそうでもないよ。安藤さんの言ってた通り、とんでもない男かもしれない」
「僕はとんでもない男なんて言ってないよ」
「あは。そうだったね。でもちょっとそのエッセンスあったよね?」
「まあ確かに」
「結婚してる人ではなかったんだって。それだけはママにこの前教えてもらった」
そこまで言うと、夏姫ちゃんは、どんぶりを傾けて、スープを全部飲み干した。
「アップにしてるとラーメン食べやすくていいね」
なんて言っていた。
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