チューイング②

9/31
前へ
/31ページ
次へ
ずいぶん。若いな。 っていうかたぶん歳、僕とそんなに変わらないだろう。 「ママに言われてきたんですか? ほんとにここにいるか確かめにきたの?」 「そういうわけじゃないよ。ただ、話を聞いてほしくて」 「夏姫ちゃん、ここはもういいから、その人と少し話して来たら?」 「でも」 「いいから。ね?」 「……。うん。分かった」 杉下さんは、何度も頭を下げながら、夏姫ちゃんを表に連れ出した。 .
/31ページ

最初のコメントを投稿しよう!

37人が本棚に入れています
本棚に追加