チューイング③

11/32
前へ
/32ページ
次へ
「なんだか二人で内緒話でもしてた?」 「まあねえ。夏姫が大事にしてたあの、なんとかベア? クマの話をしていたのさ」 「そうそう。あと、あのピクルスの作り方を聞きたかったんだけど、これは夏姫ちゃんの教えたいから、ダメだってさ。あれ? お母さんは?」 2人ともフフフと笑っている。 「トイレかな?」 そう私が言った瞬間にお母さんが戻ってきた。 その顔は、なんだか青ざめている。 .
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!

39人が本棚に入れています
本棚に追加