チューイング③

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どういうわけだか、何が起きたのか分からないけど、今日は彼女の自分の事なのに中身の分からなかった秘密が、僕にまでわかった。 かなり衝撃的だったけど、夏姫ちゃんはすがすがしい顔をしていた。 見えなかった足元が見えているせいなのかなんなのか。 「ん? 私、なんか顔についてる?」 「や。いい顔してるなと思って」 「え? そう? あ!!」 「あ! 雪だね」 見上げた空からひらひらと落ちてきた。 .
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