ジェリービーンズ①

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「千秋、電話、大丈夫だった?」 「メールだった。ごめんね。食べよ」 食べるのを待っていた誠にそう言って、 お預けになっていた、てっさを食べた。 「うー。しあわせ」 「ほら、やっぱり千秋は食べてる時が一番!」 好きな男と、美味しいものを食べる。 本当に幸せな瞬間だ。 だから、もうしばらくゆっくり噛み締めたい。 日本酒を飲みながら、次々と素晴らしいタイミングでだされる料理に至福になりながら、心の底から、そう思った。 .
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