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「千秋、電話、大丈夫だった?」
「メールだった。ごめんね。食べよ」
食べるのを待っていた誠にそう言って、 お預けになっていた、てっさを食べた。
「うー。しあわせ」
「ほら、やっぱり千秋は食べてる時が一番!」
好きな男と、美味しいものを食べる。
本当に幸せな瞬間だ。
だから、もうしばらくゆっくり噛み締めたい。
日本酒を飲みながら、次々と素晴らしいタイミングでだされる料理に至福になりながら、心の底から、そう思った。
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