(恋愛生活2日目)

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 今日は、昨日より幾分ましな天気だった。しかし寒い。日が陰ると、ぴゅーっと吹く冷たい風が体をぎゅっと縮めさせる。  前日積もった雪がドロドロに溶けて、道路に水たまりを作っているのが最悪。    自称キレイ好きの俺は足元が汚れないように、歩道をフラフラ歩いていた。  自宅を出てから五分後にはコタツに戻りたくなるほどの気温に、心底辟易したけど、あのコに会いたい気持ちをどうしても消すことができなかった。  紋白蝶に導かれて、ついて行ったあの道。記憶を辿って、ひたすら歩いた。角を曲ってちょっと行くと、見え覚えのある塀が見えてきた。 (むー。年甲斐もなく、ドキドキしてきたぞ)  時間はこの間と同じくらい。会えるチャンスは、きっとあるはず!  逸る心と、他にも抑えなくちゃいけないトコも念入りに抑えながら、この間と同様に門扉に寄り添って、そっとお庭の中を覗きこむ。  すると先客が窓の中を見ようと、仁王立ちしているではないか。
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