第1章

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1という数字は妙な魔力がありまして一回良い意味でとってしまうとそちらの意味でしか物事を捉えられなくなります。 え?そんなことはない? まぁまぁ、批判したくとも今は小話に付き合ってくださいな。 一番であることは良いことです。何せ他よりも優れているということなのですから。 しかし一番は孤独です。何せそれ以上が無いのですから。 そうするとやることは一つだけになります。 それは一番の維持です。 孤高であったがゆえに他に混ざれず、孤独である為一人になります。 他のものが怖くなることもあるでしょう。 何せ他は一番では無いのですから。 もしかしたら一番を狙っているのでは?心で一番を妬んでいるのでは? そんな疑心暗鬼になると目も当てられませんね。 そんなに一番はいいですか?一番でなくとも良いのではありませんか? それでも一番はいいのかもしれません。一番でなければならないのかもしれません。 結局どっちがいいのかって? 知りませんよ。ただの小話ですから。
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