声の導き

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意識が戻れば 頬に、暖かくもなく、冷たくもない温度を感じる 少女は、″そこに″寝ていた 感覚が正常に機能したのか ゆっくりと 瞳を開ける 「..........」 景色なんて、そんな物じゃない 何もない いや、何も見えない あるのは..... 白 そこは白い世界 見渡す限り、白 何もない、人も生き物も 音も 少女は確信した あぁ..... きっと、私は死んだんだ
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