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先生の先生のための…あっ!ネェチャン先生ね。授業のはじまりはじまりぃ。
「6歳までの栄養で一番重要なのはカロリー、もっと言えば砂糖です。子供が甘いもの好きなのには理由があるんです。それと同様にピーマンやセロリなどを嫌うのにも理由があります。人間の舌は大きく分けて2つの判断をまずします。それが栄養になるのか?それとも毒になるのか?舌というのはただの感覚器官であって考えることは出来ません。どういうことかというと、苦いものでも人間にとって栄養があるものだと理解させるには、脳の“教育”が必要なんです。舌はピーマンに栄養がある!と本来理解しません。経験からピーマンの栄養価を脳が知り、それを“美味しいモノ”と言わば誤解させるんです」
「でも、甘やかすのは教育上良くないんじゃ…」
「彼ら子供が“苦いモノ”=“美味しくないモノ”という判断は正しいんです。逆にいきなり子供が苦いモノの美味しいなどといってムシャボリつくのはおかしいことなんですよ。味覚障害や肝機能障害などを危惧しなければならない」
…この学校で授業を始めたころを思い出す…
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