かつて愛した人

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「とりあえず、お店の中に入りましょう。」 母は先頭を切って店の中へと入って行く。 その後には莉那が続き、父もそれに続いて店の中へと入っていった。 「さぁ、俺らも中に入ろう!」 斗真に促され、私たち3人も“山百合”の店内へと入る。 「いらっしゃいませ!」 カウンターの向こう側から威勢のいい挨拶が聞こえた。 思わずその声に反応する。 「・・・あれっ!? どうしてここに・・・?」 斗真がカウンターの奥にいる人物を指差す。 そして私も、その人物に釘付けになっていた。
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