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「グッタイミング!お二人さん、ビーチリゾートご一緒しない?」
「は?」
「何それ?」
「もちろん、マスターの泉実っちゅわん付きで。」
俺は、海水浴の付属品か!?
赤井さんが妙な説明をしていると、さらに戸が開いて。
「よう、烏丸さん。」
「いらっしゃい、相原さん。」
「げっ!」
いらっしゃい、とは挨拶させてもらったが、よりにもよってこんな状況の中、人間の相原さんがご来店。
げっ!と失礼な声を出したのは、もちろん珠美さん。
「よう、嬢ちゃん。今夜も別嬪だな。」
「ふん。」
相原さんと珠美さん、いつも通りの反応だ。
そして、遂に初対面だよ、この鬼たちと・・・ああ・・・
やはり紹介するしかないんだろうか。
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