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梅雨が明けたある晩。
唐突に訪れた、久しぶりのお客さん。
「ヘイヘイヘーイ!いっずみちゅわぁぁん!お久しぶりぃ!ロングタイムノーシーだね!いやぁ、お元気そうでハッピー、イエーイ!」
このハイテンションなお客さんは。
「ごぶさたしてます、赤井さん。」
そう、泣いた赤鬼の赤鬼、赤井さん。
人間社会に変な順応してしまい、こんな残念なことに。
相変わらずチャラい。
「・・・どうも。」
その後ろから、青鬼の青野さん。
こちらは、赤鬼のために人間にわざと嫌われて、遠くへ逃げて隠れているあいだに引きこもりになってしまった、未だにテンション低めの人。
足して2で割ればいいのに。
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