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「わかったわ!すぐに有休とるから!」
迷いないな、珠美さん。
「えー、俺、仕事入ってるんだよなあ。天気いいと、稼ぎ時だし。」
お、珍しく木戸は無理っぽい。
「泉実!明日の夜、何着か水着を持ってくるから、試着しろ!」
・・・・・・こいつ、本当に行く気なんだな。
真夏の真っ昼間のビーチ・・・日差しが最高に強い場所に何故行きたがる、非常識吸血鬼。
それに、こいつから水着を買ってもらうのはイヤだ。
「わかりました。でも、水着は自分で買います。商店街にもスポーツ店はありますから。」
「なんだ、つまらんな。・・・・・・いや、待て、当日までの秘密というやつか。うむ、それもよい!」
だから、何がよいんだか説明してみろよ、(ピー)態吸血鬼。
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