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携帯電話を持ったまま茫然とする私。
そんな私の様子を見ていた2人。
固まったままの私を心配し、すぐに斗真が声を掛けてくれる。
「彼、何だって・・・?」
私は我に返り、斗真と真乃ちゃんに勝とのやりとりを話した。
「0時に永山のマックバーガーで会う事になった・・・。」
2人にそう話した後、溢れ出す感情と共にこう付け加える私。
「そこ・・・、私が高校時代にバイトしてた店なんだよね・・・。」
勝はあえて、私と一緒に過ごした思い出の店を選んだ。
どうして今更、勝はこんな過去の記憶を揺さぶるような事をするのだろう・・・?
過去を思い出したって切なく虚しいだけなのに・・・。
こんな思い出深い場所で、私はしっかり彼に話をする事ができるのだろうか・・・?
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