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斗真と真乃ちゃんは神妙な面持ちで頷く。
そして私は、涙を堪えながら“あの日”の出来事を彼らに話す事を決めた。
「私と勝が別れたのは高校2年生の時なの。
そしてその年の冬休み、私は札幌で初めて優と会っていたんだ・・・。」
斗真も真乃ちゃんも、恐らく私と優の間に何かがあった事は察しているはずだ。
2人は何も言わず、ただ頷きながら話を聞いてくれる。
「勝の家に泊まった日、私は彼にヴァージンを捧げるつもりだったの。
だけど・・・。」
衝撃的なこの先の内容に、一体2人はどう反応するのか。
きっと、優を見る目が変わる事だけは間違いないだろう・・・。
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