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「そっか・・・。
それで都那は、優君と会う時少し様子がおかしかったんだな・・・?」
斗真はようやく私の異変の原因を理解し、真乃ちゃんは泣きそうな顔をして私を見つめている。
「だから・・・、私と勝はお互い嫌いになって別れた訳じゃないの。
ただあの事件が強烈すぎて、傷を癒せないまま自然と離れちゃったんだ・・・。」
勝との過去を無視できない理由はこれ。
誰かと新しい恋をしても、彼の事だけはどうしても忘れられなかった。
例え、その相手が現在最も愛する人であっても・・・。
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