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2人の笑顔を見て思わず頷いてしまった。
応援してくれている彼らのためにも、私はしっかりしなくちゃいけないのに・・・。
「ありがとう・・・!!
ちゃんと彼と話してくるよ・・・。」
私はバッグから携帯電話を取り出し、早速カードに書かれている電話番号をダイヤルした。
―――「お電話ありがとうございます。
小料理屋、山百合です。」
電話の向こうから聞こえる声は母と同じ歳くらいの女性の声。
この声はきっと、山百合の女将である百合さんの声だろう・・・。
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