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「変態さん……後で覚えておいてくださいね」
その一言はつい最近味わった腹部の痛みを思い出させた。
さすがに今度くらったら死ぬかもしれないな。
次にタイキックを暗子ちゃんが行なった時、その足を見事に掴み、そこからセクハラモードへと突入しようかと一つ考え起こしていたが、どうやら普通のタイキックではないらしい。後で聞いた話では祖父から痴漢撃退法として教えて貰ったらしく、西條流足蹴り術を一晩で免許皆伝した末恐ろしい女子だった。
諦めずに暗子ちゃんにセクハラする機会を伺うものの、まるで隙を見せない。さすが西條流足蹴り術を一晩で免許皆伝しただけはある。
焦らされているようで僕が興奮する中、姫ちゃんのお母さん探しは一つも進展を見せる事無く、ただ無駄に時が過ぎていった。
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