妹、拾いました

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全くもう、こんなに可愛い女の子を捨てるだなんてどうかしてるよ。   思う僕は、すやすやと眠る女の子を見つめながら暫し休憩。見ているだけで、ご飯三杯はいけるな。   休憩する事、約十分。   ゆったりと流れる風に心地よさを感じていると、ふと、女の子が目を覚ました。 「……ふぁ~むぅ~、ん~?」   上半身を起こし、両腕を勢いよく伸ばす。その些細な動きでさえも可愛らしいものがあった。   いつしか僕は欠伸をする女の子を携帯で連続撮影していた。連続撮影の機能に感服した僕である。 僕の持つスマートフォンは盗撮でもするかのようにシャッター音が無音である。何回撮ってもどの方向から撮っても撮られている本人が気づかないなんて最高のエロ機能だと僕は思う。 「? ここ……どこ? お兄ちゃん、だぁ~れ?」   首を傾げる女の子に僕は未だ撮影を続けていた。女の子を撮る時は必ず隅から隅まで撮るのが僕の理念である。 家に帰ったら直ぐに撮影した写真を拡大コピーして、お気に入りの一枚を携帯の待ち受けにするんだ。   それじゃあ脱いでみよっか、と思いつつ、ふと我に返る。 「ここはえっと……」   現在地不明。巨乳お姉さんの後を追っていたおかげで場所など気にもしなかった。
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