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‐入学式直前の朝‐
「高校生生活、楽しみだね。悠菜♪」
と、私、柴原凜風(シバラリンカ)は、言った。
「うん。あっ、そうだ♪凜風知ってる?」
「何を?」
「この私立白鷺大附属高校って父さん達の母校なんだって♪」
と、私の双子の妹の悠菜(ハルナ)は、言った。
「そうなの!?」
「昨日、言ってたじゃん!!」
「そうだっけ?」
「そうだよ。」
と、悠菜は、半ば呆れながら言った。
‐昨日の夜‐
「明日から、凜風達は、高校生かぁ…。」
「そうだね、りん。一緒に居られないね…。」
「高等部に入学したからね…。」
「まっ、りん♪ちょこちょこ様子伺いに行けば良いじゃん?」
「オーダーメイドされたら行けるけど…。」
「そうだよね…。」
「初等部から大学まで、白鷺大関連の学校に通ってたから、母校っちゃぁ…母校なんだよね。」
と、私のパパの凜は、言った。
「凜兄さん。ちょっと宜しいですか?」
「龍太?だから、敬語はやめてよな。まっ、良いけど何?」
と、パパは、言って、龍太伯父さんの所に行った。
「凜風達は、普通科合格したのですよね?」
「うん。そうだよ。どうかしたの?」
「姫姉さんは、新一年生の副担任になりそうで、自分は、新一年生担任になります。」
「兄貴達は?」
「龍翔兄さんは、新二年生の担任で、龍華姉さんは、新二年生の副担任になります。」
「そうなんだ…。」
と、パパは、言った。
‐その頃の私は‐
「悠菜、高校は全寮制だね♪」
「うん。寮の部屋隣同士だね♪」
「うん。」
「二人共ちょっと良い?」
「ママ♪」
「母さん♪」
「制服調べたら凜風達の制服は、蒼色だからね?明日の入学式後に、貰ってね?」
「うん。」
と、私と悠菜が言うと、パパが、私達の所に戻ってきた。
「制服一式、2個ずつ注文してあるから、ちゃんと貰ってね?」
「うん。」
「部屋の片付けてから翌日の準備してよ?」
「うん。」
「毎日、早く寝なさいよ?」
「うん。」
「俺は、9時前に寝てたし。」
と、パパは、言った。
「パパ仕事は?」
「大丈夫♪今日と明日、休みにしてあるから。」
と、パパは、笑いながら言った。
「そうなの?」
「うん。」
「そうなんだ…。」
と、悠菜は、笑いながら言った。
「凜風♪」
「何?パパ♪」
「高校生生活楽しんで♪」
と、パパは、笑いながら言った。
「うん。楽しむ♪」
「部活には絶対に入らないとね♪」
「そうなの?」
「うん。」
と、私のママの悠里乃は、笑いながら言った。
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