5人が本棚に入れています
本棚に追加
黒猫「まぁ…自力でって訳じゃないんだけどね♪」
柚梨「…御免ね?私はアキに凄く辛い思いをさせてたんだね…」
黒猫「何言ってんのぉ♪そんなの過去過去ぉ♪今は毎日柚梨と会えるし、アオゲンビンデ海賊団の皆も居るし幸せだよぉ♪」
黒猫は皆を見渡すと、とても幸せそうな笑みで言った。
黒猫「それにしても…久し振りに真面目に話したらお腹減ったぁ…(泣)」
ダキシ「お前は何処までも自由だなぁ…」
アイフリード「あはは♪それがアキだよねぇ♪
ほらほらぁ、アキ♪お肉だよぉ♪」
黒猫「流石アイしゃん♪」
先程まで真剣な 眼差しで話していたとは思えない程の発言に、呆れた顔をするも何時も通りの黒猫に一同は笑みを浮かべた。
ルカ「……あの…アキさん?1つだけ質問して良いですか?」
黒猫「ん?どうしたの、ルカしゃん??」
突然のルカの質問にお肉を咥えながら黒猫はキョトンとした表情を浮かべた。
ルカ「この村…どう見ても人間の村の様に思えるんですけど、皆さんもアキさんみたいな猫の姿なんですよね?」
柚梨「あ…確かに…」
シン「あの…アキは人間ですよ?」
アイフリード「えっ!?」
ルカ「えっ!?」
柚梨「えっ!?」
シンの言葉に三人は驚愕の表情で黒猫を見た。
ダキシ「あ…そういやアキは何時も黒猫の姿で居るからな。そう思っても仕方無いよな」
アイフリード「えっ!? ダッちゃんも知ってたの!?」
ダキシ「ん?後、ルンとしゃっぽも知ってるぞ?」
柚梨「でもでも!! どう考えても猫にしか…」
黒猫「!!」
突然の発言に驚きを隠せない表情でダキシに詰め寄るアイフリードと柚梨を他所に、黒猫は耳を立ててキョロキョロと辺りを見渡した。
シン「どうしたの、アキ?」
黒猫「どうやら彼奴らが来ちゃったみたいに…」
ダキシ「マジか!?」
ルカ「彼奴ら…ってさっきの人達ですか??」
???「アキ様ぁ!! ダキシさん!! 此処に居たんですかぁ!?」
黒猫が告げるや否や、ダミ声が響き渡った。
黒猫「彼奴の相手するの嫌!! もう帰るよ!! 良いよね!? 」
ダキシ「許す!! 帰るぞ!!」
柚梨「えっ!? 一寸未だ…」
柚梨が何かを告げようとするも、黒猫は焦った様に呪文を唱えると光に包まれると同時にその場から逃げる様に姿を消した。
最初のコメントを投稿しよう!