第10章

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思わぬ出来事にパニック状態な頭。 それを何とか正常に機能できるように、少しずつ状況確認しようと試みる。 どう確認しようが変えられない現実に現実逃避したくなったのだが。 どうやら間違いなくココは榛名さんの部屋なわけで…。 キングサイズのベッドのど真ん中に私が。 端っこには……。 榛名さんが…寝ていた。 絶対ありえないよ、この状況! いい歳した大人がこんな状況に陥るなんて。 夢か幻か、おとぎ話であってくれぇ! ベッドの上、1人で悶え苦しんでいたら、 「……ん?」 小さな一言と同時に榛名さんの薄く開いた瞳に私は思わず固まった。
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