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「……そっ、それって、ヘッドハンティング?」
私の言葉に坂崎はくすりと笑みを零した。
「そんな大袈裟なもんじゃないよ。
紺野も覚えてるだろ?
三年前のあの契約のこと」
「私が坂崎に成績抜かれた時のよね?」
「はは、まだそれ言う?
そうその時、何故か俺向こうの専務に気に入られて。
その後、何故か話が紗耶香の父親の所にまで行ったみたいで……」
「安藤さんのお父さんって、桜屋デパートの……?」
「うん、社長だよ」
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