第5章

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  「気にする必要は無いと思います。社長と西森さんは、お似合いなんですから」 「わたしと社長がお似合い?」 「僕は、そう思います」 「……ありがとう」 不思議だった。 香坂くんの言葉一つで、気持ちが軽くなっていく。 わたしを安心させるためだとしても、素直に嬉しくて。 ついさっきまでイライラしていたのに、わたしは自然と笑顔になっていた。 「次は魚料理とパスタかな?楽しみですね」 「ホント、楽しみ」 その後 滞りなくわたしの送別会&食事会?は進んでいき、残すところデザートのみになった。
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