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社長の体温が心地好くて、その背中に腕をまわしてギュッとしがみ付く。
社長、好きです。
このまま離れたくない。
そんなことを思っていると、言いにくそうに社長が呟く。
「亜矢、悪いんだけどさ」
「はい?」
「服、着てくれないかな」
……は?
恐る恐る視線を下げると、そこには下着すら身に着けていない自分のハダカがあって。
次の瞬間には、「きゃ、キャーッ」と叫んで、社長を思い切り突き飛ばしていた。
「いろいろ、申し訳ありません」
「いや、いいんだ。とにかく服を」
「は、はい」
それから
わたし達の秘密の恋が始ったのだった。
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