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「どういう事・・・?」
思わず聞き返してしまう。
優は笑みを含みながら、まだ私の顔をじっと見つめている。
「お前と再会した事で、勝が抑えてた気持ちが再び復活した・・・っていうのが正しいか。
あいつ、本気でお前の事が好きだったんだ。
いや・・・、過去形なんかじゃなく、今も気持ちは変わってない。」
「そんな・・・!!」
どうして・・・?
勝には奥さんと子どもがいるのに・・・。
「あいつ・・・、結婚した事を後悔したって言ってたよ。
まさか、お前と再会できるなんて思っていなかったらしいからさ。」
後悔だなんて・・・。
それならどうして、私と再会できるまで勝は待っていてくれなかったのだろう。
彼の奥さんは私の代わり・・・?
そんな風に思いたくないけど、事実は・・・。
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