悪夢の再来

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私は大きな皿に盛られたフライドチキンとポテトを持ち、駐車場の立食スペースへと向かう。 そしてビュッフェコーナーのテーブルに皿を置いた後、再びNi-naの店内へと戻ってきた。 「ねぇ、私も調理に入ろうか? アヤはドリンクも作りに行かなきゃいけないでしょ?」 厨房を覗き様子を伺う。 カウンター横から顔を出した私に、アヤは溜め息を吐きながらこう答えた。 「そうだった・・・。 そろそろ行かなきゃ回んなくなるな。」 立食パーティーのドリンクはシャンパンとビールがメインだ。 しかしビュッフェコーナーにはカクテルブースも作ったため、時々アヤは調理の手を休めカクテルを作りに行かなければならなかった。
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