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「カナッペくらい・・・って!!」
少しむっとした私は、おもむろに調理中の優の隣に立った。
「私だって、それなりに料理はできるんだから・・・。」
そう呟き、調理する優の手を見る。
私はプロじゃない。
だから、優やアヤに比べたらできない事だって沢山ある。
だけど・・・。
「あんまり馬鹿にしないでよ・・・?
あんたの事、少しだけいい奴なんじゃないかって思えるようになったんだから・・・。」
そう小さな声で言うと、優の視線が私の方に向けられる。
「・・・急にどうした?
俺はお前の敵じゃなかったのか?」
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