平和な日常

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天李 神兎とは天才、眉目秀麗、文武両道、完璧超人……そんな肩書きがついても納得してしまうような奴だ でも奴の欠点はまず一つ、鈍感だ 周りからのあからさまな行為にも気付きやしねえ それと二つ目、偽善だ あいつは困ってる人なら後先考えずに突っ込んで行くからな…自分で処理しきれなくなったら無意識に俺に丸投げしてくるから嫌だ 所詮凡才とか俺は言っていてもそこら辺にいる全部が中の下や中の中止まりの奴らではない ちゃんと毎日勉強してるし、適度に運動もしてる。しかもあいつの所為で喧嘩まで強くならざるを得なかった 皆が思うだろう とんだ凡才も居たもんだ…と 「母さんおはよ…」 「あら、おはよう」 俺は作られた朝食を食べ、学校に向かう 「母さん、行ってきます」 「行ってらっしゃい」 因みに俺のとこの家族構成は俺、母さん、父さんの三人家族だ
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