Love me,I love you2

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「……これが、紺野ふたばにする最後のキス」 「……え?」 意味がわからず混乱した私は、思わず祐のタキシードの襟をきつく握り締めた。 そんな私の表情を見て、祐はプッと吹き出す。 「違うよ、ふたば。そんな顔するなよ」 いつの間にか私は、眉間にしわを寄せていたんだろう。 祐が私の額にふわりとキスを落とす。 「次のキスはみんなに将来を誓ったあと、坂崎ふたばにするキスだから……」 「祐……」 祐の言葉に胸が熱くなる。 私はこの人と共にこれからの人生を歩んで行くんだ。 ようやく、それを実感できた気がした。 「……幸せになろうね?」 「もちろん」 気がつけば、窓の外には綺麗な青空が広がっていた。
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