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これから私と祐は神様にではなく、ずっと側で私たちを支えてくれた大好きなみんなに、永遠の愛を誓い、結婚を認めてもらう。
人前式を選んだのは、長い長い間、不器用で素直になれなかった私たちを見守っていてくれた、仲間たちへの感謝の気持ちからだった。
コホンと長谷川さんが軽く咳払いをしたのがわかった。
緊張のあまり、息をするのも忘れていた私は、胸いっぱいに爽やかな空気を吸い込んだ。
「それでは、皆様にお聞きします。
皆さん、坂崎祐さんと紺野ふたばさんの結婚を認めますか?」
「認めます!!」
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