Love me,I love you2

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「……みんな、気を利かせてくれたみたいだな」 そう耳元で囁かれたかと思うと、突然私は後ろから祐に抱きすくめられた。 「綺麗だ……、ふたばのウエディングドレス姿」 「……!?」 私が言葉を発するよりも早く、祐は私の体をくるりと反転させると、少しずつ顔を近づけてくる。 「だっ、ダメよ祐!  メイクが取れちゃう!!」 「また直してもらえばいいだろ?」 と、祐は涼しい顔をしている。 何とか祐の腕の中から抜け出そうともがいてみたけど、いくらそうした所で私が祐の力に敵う筈もない。 私は、とうとう抗うのを諦めて、体の力を抜き目蓋を閉じた。
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