第2章 ロッカールーム

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「…はぁ~」 (もう~私のバカ!) 「ゴメン…」 『誰に謝ってんだ?』 「…うわっ! なんで居るの?」 『はぁ~ 情けねーなぁ…しっかりしろよ!』 「…煩いわよ~フンッ!」 『ハハハァッ… カッコ良く三振でも取れると思ってたのか?』 「だから…煩いってば! 嘲笑いに来たの!?」 『別に…俺が投げても確実に三振なんて取れねーよ! だから気にするな』 「それ本当!?」 『あぁ…本当さぁ~♪ 未来(勝負)に100㌫なんてないんだ… 俺は正直この試合、負けると思ってた!』 「ちょっ! それ酷くない?」 『でも! お前は最後までマウンドに立ち投げきった…偉かったぞ♪』 「Kiraさん!…」 *し~ん* (あれ?…ちょっと何するの?) 「あ…あっ…あの~…」 「ちょっとまった~ 何2人きりで… ダメだよキラちん!」 (うわっ! ビックリした…) 『ただのアイシングですけど!? ウザいっす!』 *ドンッ!* 「ゲホッ…っ…厳しい~♪」 *はぁ~…* 「綺羅っクン… 気を落とさないで下さい 私、本当に感動しましたわ! 最後のボールなんか…あんなに鋭い打球 捕ったじゃないですか!?」
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