氷壁

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 リーファは眼を見開いた。 その眼に涙が溢れた。 「それでは、あの、トルキスタの紋章を象ったネックレスを」 「わかった」  またシ・ルシオンは歩き始めた。 そしてもう、立ち止まりはしなかった。  風が、強くなってきた。
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