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柊木「セクハラです」
田辺「何ぃ?俺は向こうさんが疲れてると思ってだなぁ……」
斧崎「まあ喜んでくれるならそれでいいが、受け入れられなかったら全部廃棄だからな」
田辺「良いですよ、あれ経費で落としましたから」
斧崎「貴様ーッ!!」
柊木「とりあえずハッチ開けますよ」
颯「あ、やっと開いた。疲れたなあ……帰りはきちんとした椅子に座りたい。……ん、あれ輸送機か?随分大きい――」
途端、輸送機から爆発が起きる
一谷「そんな、どうして!?」
柊木「部隊長、あれを!」
斧崎「見たことが無いのも交じっているが……機巧か!!」
結弦『おい、大丈夫か!?おい!!』
輸送兵「おう、お姫様……無事か?」」
結弦『ああ、大丈夫だが――』
輸送兵「じゃあ切り離すぞ。健闘を祈る」
結弦『おい、待t』
輸送兵「あとは頼んだぜ、結弦ちゃん」
輸送機が爆散する。
その周辺には3体の機巧が居る。
颯「機巧……!」
自分を一人へと追いやった存在、憎むべき敵、しかし
颯(まただ、何かがずれている……あれは憎む敵のはずなのに……)
そんな事を考えている間にも機巧は爆炎に向けて射撃を続ける
田辺「颯坊!!」
颯「田辺さん!」
田辺「ホントに居るとはな。急いで地下道に戻れ!!」
その言葉と同時に地下道の方で爆発音。崩れてはいないが火の手が激しい。
田辺「くそっ……なら森林沿いに向こう側まで進め!向こうの方にも似たような地下道があるからそこへ逃げ込め!!」
颯「田辺さんは!?」
田辺「俺達は迎え入れなくちゃならねえものがある。そのためにここに来た!!」
と同時に突風が巻き起こる。爆炎と爆煙を振り払い飛翔するのは
颯「あれは……!?」
言葉を紡ぐと同時に颯は駆け出していた。
結弦「くっ、あぁっ……やはり一人じゃこれが限界か……!」
機巧は二人で運用する機体であり、二人で負担を分散させる機体だ。
攻撃に専念するパイロット、状況判断を優先する索敵、2分の1にした負担を更に専門領域を設ける事によって運用を軽くする。それが出来ない今は4倍……否、索敵の負担はパイロットのものより大きい為それ以上の負担が襲い掛かっている。
結弦「せめて補助役さえ……」
そう思った矢先通信が入る
斧崎『聞こえるか!?今このポイントに補助役を向かわせている!!
そこへなんとか来てくれ!!』
被弾する、体制を立て直そうにも集中できない。墜落する
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