未知の領域

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パソコンのモニターに向かいインカムマイクを装着する。 画面に表示されているのは、“待機中”と“チャット中”の文字を往復する沢山の女の子たちの写真。 その中に1枚、Dカップのバストが露わになっている私の写真が控えめに紛れていた。 自分の写真を確認し、画面の右下にある“入室”と書かれたボタンをクリックする。 すると画面が変わり、黒を基調としたチャットの画面がモニターに表示された。 早速“閲覧者”と書かれた項目に数字が入力される。 現在の閲覧者は5名。 “待機中”の今も、決して油断する事はできない。 私は自分の姿を映すモニターカメラに向かい、パソコンの脇に用意しておいたロリポップを咥えて舌の上で転がし始めた。
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